オーストリアの育休手当 Kinderbetreuungegeld
Kinderbetreuungsgeld
オーストリアの育休手当はKinderbetreuungsgeld(キンダーベトロイウングスゲルト)という長い長い名前です。面倒なので以後KBGと省略しますね。
あ、余談ですが、ドイツ語にはこのように単語の頭文字を使った略語がたくさんあるのですが、やっぱりいちいち書いていたら長すぎるから何でしょうね。
KBGのもらえる期間
<母親か父親どちらかが育休を取得する場合>
最短365日
最長851日
<母親と父親両者が育休を取得する場合>
最短456日
最長1063日
どれくらい貰える?
1日あたり14.53ユーロ(1836円)から33.88ユーロ(4280円)
育休期間を長く取ればとるほど、1日あたりに貰える額は少なくなりますが、最終的に貰える額は同じです。
また、早く仕事に復帰したいという人は、収入によって貰える額が決まるタイプ(Einkommensabhängiges KBG)を選択することもできます。
その場合、期間は1年間、貰える額は産前産後の各8週間の間にもらっていたWochengeld(産休手当)の80%が支給されますが、その額は最高で1日66ユーロです。
こちらでいくら貰えるのか計算することができます。(ドイツ語)
私の選択
産休に入った当初、私は早く仕事に復帰したかったので、KBGはWochengeldの額の80%を1年間貰えるタイプを選択しました。
が、実際子供が生まれてみると、こんな小さい子を早々と託児施設に送り込むのは忍びないし、この時期は今しかないから出来るだけ私が面倒をみたい!と思うようになり、結局育休を子供が二歳になるまで延長しました。
しかし、すでに1年間のKBGは全てもらっているので、これから子供が二歳のタイン常備を迎え、私が仕事に復帰するまでは私の収入は基本的にゼロです。
貯金を切り崩すことになるので、それがちょっと心配といえば心配ですが、お金はまた働けば稼げるけど、子供が赤ちゃんの時期は2度と戻ってこないので、節約生活をしつつ、育休を楽しもうと思っています。